[第4回]複合的アプローチ―機能単位としてリンクする身体のメカニズムの臨床応用―
日時
STEP4:2018年7月22日(日)10:00-16:00(昼休憩1hあり)
内容
徒手医学入門シリーズ全4回の最終回となるステップ4では構造的・機能的アプローチの双方を兼ねそなえる「複合技法」を学びます。機能障害の発生に大きな影を落とすバリア(構造的・機能的ともに)への対処は、通常であれば、機能的なバリアを解放し、さらに構造的バリアを解除するという手順で治療を進めます。複合技法では臨床に混在する「構造的バリア・機能的バリア」に対してより効率的な介入が可能です。しくみの理解と実技を通して実際の感触をつかみ、臨床の可能性を広げましょう。
プログラム
運動併用モビライゼーション:関節機能障害の解消に必要な三要素である「バリアの解除」「スタビリティの再獲得」「正常な運動制御の再学習」への効果をバランス良く引き出す技法。適否の鑑別手法としても非常に感度の良い手法となる。
スイッチバックテクニック:遠く離れた体節から始まる患部...
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更新情報
徒手医学入門シリーズSTEP3|2018/6/24
[第3回]機能的アプローチによる神経生理学的反応の臨床応用
日時
STEP3:2018年6月24日(日)10:00-16:00(昼休憩1hあり)
内容
入門シリーズのステップ3となる[技法の仕組みを理解しようⅡ]では神経生理学的な反応を臨床に活用する機能的アプローチを学びます。ここでは、筋紡錘などのメカノレセプターの過敏症をはじめとする反射的な緊張亢進を解除することのできる多様な手技がテーマとなります。間接法のしくみの理解に加え「機能的制限が解放される(=リリースされる)感触」をつかむことが目標です。治療の成否のカギとなる「リリース」の感触をつかみ、より焦点の合った臨床を展開するための基盤を固めましょう。
プログラム
マッスルエナジーテクニック:Ⅰb抑制や相反抑制といった神経-筋の反射的応答を制限の解除に活用した手法
ポジショナルリリーステクニック:筋紡錘の過敏症を鎮静化することで制限を解除する手法
筋膜リリース(間接法):一次呼吸によって制限部位に生じる筋膜の異常運動に寄り添い制限を解除する手法...
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徒手医学入門シリーズSTEP2|2018/5/20
[第2回]構造的アプローチによるコラーゲン繊維の物理特性の臨床応用―
日時
STEP2:2018年5月20日(日)10:00-16:00(昼休憩1hあり)
内容
実際の臨床に沿った徒手医学の理解と習得を目標に構成される【徒手医学入門シリーズ】の第2回は、各技法の体験を通して治療の成否のカギとなる「リリース」の感触をつかみます。
ここでは、筋膜組織・靭帯組織・腱・皮膚といった、コラーゲンを主要な構成要素とする軟部組織の構造的短縮に由来する可動制限を解除することのできる多様な手技を学びます。直接法の仕組みの理解に加え、構造的制限が「解放される(=リリースされる)感触」をつかみ、より焦点の合った臨床を展開するための基盤を固めましょう。
プログラム
筋膜リリース(直接法):コラーゲン繊維の物理特性を利用した手法
ストリッピングテクニック/アスター/DTM:老化架橋の切離を主体とした手法
関節モビライゼーション:靭帯や関節包の短縮を解放し正常なジョイントプレイを取り戻す手法
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【徒手医学入門シリーズ】徒手医学の包括的理解と臨床に直結した技法の習得|2018/5~8月開講
■実際の臨床に沿った、現場主義の先生のための座学&実技プログラム
2018年の徒手医療協会は、マニュアルメディシンを体系的に理解し各技法を習得する【徒手医学入門シリーズ】を開講します。確実な治療成果をあげるためには、評価から介入に至るしくみの理解と手技スキルの向上が欠かせません。本講は、シリーズを通して臨床のヒントとなる情報を散りばめ、単に知識の吸収にとどまらない立体的なしくみの理解・実践的な手技操作を伝える内容で各回を構成しています。
シリーズすべてを受講するもよし、ポイントをしぼっての各回参加も可能です。徒手医学への一歩を踏み出したばかりの初学者から熟練の先生まで、新しい発見をもたらす情熱的な講義を全4回で展開します。
詳細は各回画像をクリック!【徒手医学入門シリーズ】全4回
各回日時
【第1回】2018年8月26日(日)10:00-14:00(昼休憩1hあり)
【第2回】2018年5月20日(日)10:00-16:00(昼休憩1hあり)
【第3回】2018年6月24日(日)10:0...
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肩関節の痛みメカニズムの理解と評価・介入/肩甲上腕関節のグライドシンドロームを中心に|2017/11/19
■その痛みはなぜ繰り返すのか?患者の「なぜ?」に自信をもって応える施術者になるために
「疼痛」に対する、評価のプロセス・包括的な治療としての治療手技/ムーブメントエクササイズ(運動療法)・セルフケアを学び、臨床に直結した立体的な理解と実践力を手に入れます。肩関節に生じた疼痛を「=機能障害」として理解し、痛みの根本要因の評価技術から除痛までを網羅するトータル1Dayセミナーです。
【「肩関節の痛み」メカニズムの理解と評価・介入~肩甲上腕関節のグライドシンドロームを中心に~】
内容
スポーツ、デスクワーク、その由来を問わず共通する肩関節の痛みのメカニズムを【肩甲上腕関節のグライドシンドローム】を中心に紐解きます。
日頃「痛い」という患者さんの痛みの訴えだけを見てはいませんか? 患者から発せられる「痛い」という主観的な訴えは、治療を決定づける情報にはなりません。
大切なのは「痛み」を感じているその具体的な要因を探ることにあります。
本講では、肩峰下インピンジメントシンドローム・腱板損傷・肩関節周囲炎(五十肩・フローズンショルダ...
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ロコモティブシンドロームへの徒手医学的アプローチ~重力に負けない姿勢保持機能の再獲得|2017/12/10
■ 現状維持を打破する!重力に負けない姿勢保持に必要な機能獲得のために
歩行困難の患者や寝たきりの高齢者に今以上の機能改善をもたらす施術は難しいと思いこんでいませんか?徒手医学的アプローチはまさに「機能を回復する」という着眼点にもとづくことで、歩容の改善・ベッドサイドからの離床を患者とともに目指すことのできる手法です。現状維持という思考停止から脱却し、歩き・生きる喜びを再び分かち合うために。本講でたしかな技術と情熱を共有しましょう。
【ロコモティブシンドロームへの徒手医学的アプローチ~重力に負けない姿勢保持に必要な機能獲得のために~】
内容
加齢や疾患、また骨折等のケガなどによって身体の活動レベルが低くなると、疼痛や関節可動制限(柔軟性低下)、筋力低下が生じ、日常生活動作の中でも基本となる起き上がりからの座位保持や立ち上がりからの立位保持、そして歩行動作障害などが生じます。
このような状態をロコモティブシンドローム(運動器症候群)と呼びます。この状態が進行すると介護が必要となるリスクが高くなる事からも、ロコモティブシンド...
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2017年下期徒手医療協会『臨床実習』@神奈川県パワーリフティング選手権大会|2017/11/12
【徒手医療協会臨床技術研究会×神奈川県パワーリフティング協会】
パワーリフティング選手権大会コンディショニングブースにて選手へのパフォーマンスチューニングを当会QP会員が担当!
真剣勝負の試合会場で選手個々の特性を見きわめながら最適なコンディション「=より動きやすい身体」へと調整します。
■概要
●開催日程:
◆10/8(日)17:30-20:30 研修会(ガイダンス・技術研修)
◆11/5(日)13:00-17:45 研修会(技術確認)
◆11/12(日)8:30現地集合 9:00-終日 臨床実習(神奈川県パワーリフティング選手権大会)
●参加資格:臨床技術研究会QP会員
●参加費 :無料
●臨床実習:大会の特設ブース「ファンクショナルパフォーマンスチューニング体験会」の施術員として活躍していただきます。当日はスタッフとして開設から選手ケア、撤収までを行います。
●開催会場:横浜市神奈川スポーツセンター(神奈川区三ツ沢上町11-18)
●当日持ち物・服装:マイラッシングバンド・室内履き・ポロシャツ・綿パン・防寒着(念のため)をご用意...
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こんなふうに使っています「FRAT(フラット)」|臨床実習レポート
2017臨床実習レポート|東京都・理学療法士
「特講FRAT 3部位マスター『頭蓋・骨盤・脊柱』実践講義」● 実技指導-都内クリニック勤務 S先生
FRATは日頃どのようなシチュエーションで活用されていますか
脊柱の可動性を引き出したい時に使っています
FRATを使ってみて施術の効果をどのように感じられますか
関節の制限を簡単に取り除くことができてとても使いやすいです
FRATに関連する映像媒体-DVD『FRAT』,徒手医療協会Youtubeチャンネル,会員限定動画-はどのように活用されていますか
やり方を忘れてしまった時の復習に使っています
手技療法の技術のひとつとしてFRATの魅力を教えてください
手順を覚えれば、割と簡単に活用できるところだと思います。患者さんの負担も少ないのも良いと思います
臨床技術研究会の活用方法について教えてください
手技療法を学びたいと思っている方々と練習出来るので、とても有意義な時間を過ごさせて頂いております
ど根性研修会・臨床実習に参加してのご感想を教えてください
参加者に内容や実...
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2017臨床実習レポート|東京都・整形外科勤務
「特講FRAT 3部位マスター『頭蓋・骨盤・脊柱』実践講義」●実技指導-都内整形外科勤務 五十嵐大地先生
FRATを使ってみて施術の効果をどのように感じられますか
効果がはっきりと短時間で出る印象があります
FRATに関連する映像媒体-DVD『FRAT』,徒手医療協会Youtubeチャンネル,会員限定動画-はどのように活用されていますか
復習時の教科書代わりとして活用しています。古川先生の操作の仕方に注力してみています
手技療法の技術のひとつとしてFRATの魅力を教えてください
キレが良く、短時間で患者さんの負担が少なく操作できるところと、バリアを解除して次の過程に移りやすいところが魅力だと思います
臨床技術研究会の活用方法について教えてください
先生の臨床推論を聞き、自分なりに噛み砕いて翌日からの臨床に活かしています。自分では気づけない操作の癖や思考の癖を先生や会員の先生方のおかげで見直すことができるのでとても良いグループだと思います
ど根性研修会・臨床実習に参加してのご感想を教えてください...
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2017臨床実習レポート|東京都・整形外科勤務
「特講FRAT 3部位マスター『頭蓋・骨盤・脊柱』実践講義」実技指導-高野台松本クリニック勤務 藤垣宏隆先生
FRATは日頃どのようなシチュエーションで活用されていますか
ご高齢で刺激の強い手技を使いにくい患者さんに使っています
FRATを使ってみて施術の効果をどのように感じられますか
軽い力で大きな変化を出せるので、重宝しております
FRATに関連する映像媒体-DVD『FRAT』,徒手医療協会Youtubeチャンネル,会員限定動画-はどのように活用されていますか
手順の再確認に使わせていただいてます
手技療法の技術のひとつとしてFRATの魅力を教えてください
特に大きな動きを入れず、呼吸で変化がつくことだと思います
臨床技術研究会の活用方法について教えてください
新しい発見、自分の成長の確認、意見の交換の場として活用しております
ど根性研修会・臨床実習に参加してのご感想を教えてください
毎回内容の深い研修をしていただき、とても身になることばかりで勉強になりま...
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2017臨床実習レポート|茨城県・整骨院勤務
「特講FRAT 3部位マスター『頭蓋・骨盤・脊柱』実践講義」●実技指導-茨城県整骨院勤務 中村昌弘先生
FRATは日頃どのようなシチュエーションで活用されていますか
胸椎、腰椎、仙骨、寛骨に対する制限の解除に使っています
FRATを使ってみて施術の効果をどのように感じられますか
動きの制限が判るようになってからは施術の効果は鮮明に感じます。そして、とてもシンプルで簡単です
FRATに関連する映像媒体-DVD『FRAT』,徒手医療協会Youtubeチャンネル,会員限定動画-はどのように活用されていますか
実技の復習、セルフケアの導入に活用させていただいています。見るのと見ないとでは理解度に雲泥の差が出ます
手技療法の技術のひとつとしてFRATの魅力を教えてください
患者さんの年代を問わず(状態にはよりますが)使っていけるとても安全な手技だと思います
臨床技術研究会の活用方法について教えてください
臨床上解決しにくいところ、普段聞けないところ、自分の理解度、技術力に合ったものが学べ、即実際の...
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徒手医学と機能障害-知っておきたい基礎知識1~6
医学とは何か。徒手医学とは何か。徒手医療協会の考える、手技療法が「医学であるため」の概念について解説。2016年12月11日開催「熊本地震復興チャリティセミナー・はじめての手技療法」よりエッセンスを抜粋。
徒手医学とは
徒手医学の適応症「機能障害」とは
機能障害の成因(1) 組織の器質的変化
機能障害の成因(2) 神経制御不全
機能障害の成因(3) 筋力不足
機能障害の成因(4)関節機能障害成因のまとめ(運動療法の必要性)
▶ 徒手医療協会の最新開催セミナー情報 ▶ オリジナル手技DVD「FRAT(フラット)」インフォメーション
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEFJol3OPgPPJxxX5BZIcUSiOFpcoaBxb
[再生リスト] 徒手医学と機能障害-知っておきたい基礎知識1~6
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膝の痛みのロジカルマネジメント~機能評価・手技治療・運動療法~|2017/7/30(東京)
膝関節に生じた疼痛を「機能障害」として理解し、痛みの根本要因の評価技術から除痛までを網羅するトータル1Dayセミナー。
「疼痛」に対する評価プロセス、包括的な治療としての治療手技・ムーブメントエクササイズ(運動療法)・セルフケアを学び臨床に直結した立体的な理解を手に入れます。
【膝の痛みのロジカルマネジメント~機能評価・手技治療・運動療法~】
内容
「臨床のつまづきを突破したい-。」
-そのために、治療家・療法士に求められるスキルがあります。
「痛い」という患者さんの痛みの訴えだけを見てはいませんか?
患者から発せられる「痛い」という主観的な訴えは、治療を決定づける情報にはなりません。
大切なのは「痛み」を感じているその具体的な要因を探ることにあります。
神経-筋-骨格系に生じた痛みの要因をさぐり解放するカギは、機能を診るという概念と機能の正常化を実現する介入スキルにあります。
本講を通して、現場に必要不可欠と当会が考える以下のポイントを身に付けることが目標です。
<ポイント>
●「包括的な情報収集能力(問...
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症例報告「ジャンパー膝」2017/5/13|臨床技術研究会
▸本日の新たな発見・気付きについて
腸骨筋の制限の診方
リリース後の効果
腸骨筋の制限は、外転時の初動で感じること
普段ないがしろにしている腸骨筋へのアプローチを知ることができました
背景要因に対して何が必要なのかを知ることができました
下腹部のファシリテートで屈伸での膝周りの重さが軽くなる
腸骨筋のリリースでもも上げが軽くなる
弱化している筋、筋緊張が高まっている筋が整理できました
ランニング動作での痛みのポイントが新たな発見になりました
▸実技について自分自身の課題は
評価をどんどん掘り下げていくこと
動的触診力の弱さを克服していくこと
スプリンギングテストをもっと詰めてみていきたい
頭を整理して、腸骨筋へのアプローチができるか
下肢の外転や内転で制限筋をほぼ特定できるように技術を高めたい
エクササイズの内容をより深く考えようと思いました
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