トレーナー・治療家と学生のためのウエイトリフティング体験会~2019/1/20(埼玉)

ウエイトリフティング体験会|徒手医療協会weightlifting for treatment skills
機能回復のための必須3ピースを (1)バリアの解除 (2)コーディネーション (3)ストレングス と当会では位置付けています。機能回復という視点からとらえると、ストレングスは屈強なスポーツマンにだけでなく私たちの臨床で接することの多い身体機能の弱った高齢者や故障者にこそ提供されるべきものです。今、私たち治療家や運動指導者にもっとも求められているスキルは<運動を治療として展開できるスキルである>と言っても過言ではないでしょう。体験会で取り上げるウエイトリフティングは、高重量を挙上することが目的ではありません。ウエイトリフティングというスポーツの競技動作がもつ、身体機能を高い水準で効率化しかつ強化できるという利点を体験者自身で体感していただくための講習会です。臨床で実際に治療として活用している事例を織り交ぜながら、即時的に起きる可動性の変化を紹介します。運動を機能回復の必須ピースとして治療に活かすための技術を共有しましょう。 開催日時2019年1月20日(日)13:00~15:00プログラム 臨床での活用例の体験 リフティングで活用される倍力機構の実験 リフティング実技 適...
More

ころばぬ先の杖~介護予防の現場に学ぶ、運動療法の可能性と運動のもつ治療的意義~

徒手医療協会SPインタビュー|CrossFit六本木トレーナー辻本愉先生
徒手医療協会WEBでは、身体機能の回復と再構築を追究する、新たな視点とその実践をインタビューや対談形式で紹介しています。今回は、高強度の運動プログラムで有名な「CrossFit クロスフィット」の指導から、地域社会に密着した「介護予防」の運動指導まで、現場でマルチに活躍されている辻本諭先生にお話をうかがいました。  辻本先生の指導対象は、屈強な肉体を誇るアスリートから、日常生活の中では運動機会の少ない低体力の高齢者までと多岐にわたっています。 身体能力のオールラウンドな機能強化に着目し、多様で高強度のワークアウトを通じて「揺るぎない健康」の獲得を目指す「クロスフィット」は、選手や愛好家が世界中で活躍している近年話題の高強度フィットネスです。 そして、介護予防事業における高齢者への運動指導も全国的なニーズだけでなく、普遍的に普及と発展の求められるフィールドです。特に介護予防の現場では、近い将来に自立した日常生活を送ることが困難となるであろう高齢者を「被介護生活」から遠ざけ、身体機能の喪失を阻止しながら日常生活を維持し、自立を強化することのできる運動指導プログラムの実践が急務とさ...
More

ベッドサイドで行える徒手医学的運動療法~歩行困難者へのアプローチから~

ロコモティブシンドロームへの徒手医学的アプローチ~重力に負けない姿勢保持機能の再獲得|徒手医療協会
当WEB人気コンテンツ徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ~在宅療養マッサージの臨床から~のなかで紹介されている、大畑健太郎先生独自の工夫による機能訓練法を動画でご紹介します。ベッドサイドで実施されながらも確実な変化をもたらすこれらの手法は、反射機構と構造的手法を巧みに織り交ぜて展開されるもので、「いかに効率よく機能向上へアクセスしてゆくか」という大畑先生の臨床家としての熱意と探求心により導かれた手法です。とかく現状維持のみに陥りがちな日々の機能訓練ですが、論理的な診立てと的確な技術-評価~介入~再評価-という徒手医学の手法により、歩行困難者に対しても確実に機能改善をもたらすことが可能です。臥位での手法・端座位での手法・歩行機能への手法、合わせて9本の動画から、臨床のヒントとなる多くの工夫とインスピレーションをお届けします。なお、これらの動画は大畑先生のご好意により当WEBにて公開させていただいています。 ラーニングビデオ|大畑健太郎先生の在宅療養テクニック ©ボディケアルームつなぐ/一般社団法人徒手医療協会 下肢機能の回復 起立・歩行機能の回復:側臥位からのア...
More

徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ

徒手医療協会|インタビュー記事
徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ ~在宅療養マッサージの臨床から~  徒手医学では神経筋骨格系の故障を「機能」という切り口で読み解いてゆきます。形態ではなく「機能」を判断の基盤に据えることで日常生活からスポーツの現場、そして介護の現場まで、幅広いニーズにこたえることが可能となります。一方はスポーツ選手、他方は高齢者といった、体力差の大きくかけ離れた対象を同じ切り口で読み解き、快方へと導くことができる。私はここに徒手医学の魅力があると思うのですが、みなさんはどのようにお感じになっているでしょうか。 今回のインタビューでは、地域医療に長年貢献され、さらに「在宅療養」の現場でも活躍されている、おおはた治療院 院長の大畑健太郎先生に「徒手医学的思考に基づいた臨床での創意工夫」について伺いました。大畑先生の患者への温かいまなざしとその根底にある治療に対する鋭く熱い想いから具現化される創意的な徒手医学的アプローチ。その治療哲学と独創的な手法から、在宅療養のフィールドで活躍する医療従事者はもちろんのこと、病院勤務の方、さらにはスポーツの現場で選手を支えるトレーナーの皆さんに...
More

動き出したセラピストたち//身体機能の最適化と強化~世代を超えたウエイトリフティングの可能性~を読んで

徒手医療協会WEB|身体機能の最適化と強化~世代を超えたウエイトリフティングの可能性~
  ウエイトリフティングと身体機能の正常化に関する当会WEBコンテンツを読んで、実際に身体で学び取ろうとするセラピストへインタビューさせていただきました。   インタビュー:ひまわり接骨院院長 新幡昭男先生   聞き手:当会代表 古川容司 私たち医療系のセラピスト(理学療法士・柔道整復師・鍼灸あんまマッサージ指圧師など筋骨格系の疾患に対しての治療に携わる専門職や運動指導を担う専門職)にとって、その目指すべき職能の目的は、治療現場や運動指導の先にいる多くの方々へ、運動能力の正常化と障害予防の実現、より健やかな健康余命の増進とQOLの向上を届けることにあります。「身体機能の最適化と強化~世代を超えたウエイトリフティングの可能性~」では、ウエイトリフティングが身体機能の回復と強化のための最もシンプルかつ効果的な運動指導メソッドであることをご紹介しました。年齢を問わずヒトの身体に備わる根本的な仕組みを強化し続ける優れたスキルであるウエイトリフティングの魅力を、今、セラピスト自身が積極的に体感し臨床現場に還元し始めています。ノウハウとしての蓄積にとどまらない、新たな価値の...
More

身体機能の最適化と強化~世代を超えたウエイトリフティングの可能性~

徒手医療協会SPインタビュー|ウエイトリフティング平岡勇輝選手
2015年8月、日本ウエイトリフティング界トップアスリートである平岡勇輝選手への取材のため、静岡県清水ナショナルトレーニングセンターに向かった。敷地内の専用練習場では、ウエイトリフティング実技の直接指導をいただき、さらに平岡選手の練習風景からは、20数年にわたって磨き上げられた動作の一つひとつから多くの学びを得ることができた。その後の会食を交えながらのインタビューでは、平岡選手の気さくな人柄にも魅せられながら、ウエイトリフティングとの出会いから現在に至るまでの競技の醍醐味を興味深く伺った。なかでも本特集では、ウエイトリフティングの魅力 ―年齢を問わずヒトの身体に備わる根本的な仕組みを強化し続けるための優れたスキル― を対談形式で紹介する。 ■ ■ Profile ■ ■ 平岡勇輝 選手 Yuki Hiraoka 聞き手:古川容司 ウエイトリフティング全日本選手権7度優勝。94Kg級日本記録保持者(記事公開時現在)。クロスフィット代々木ヘッドコーチ。Reebok ONEアンバサダー。1983年生まれ。静岡県出身。 当会代表 1. はじめに 2. ...
More

スイッチバックテクニック 開発者インタビュー

徒手医療協会|スイッチバックテクニック
手技療法「スイッチバックテクニック」とはどのような治療手技なのか。スイッチバックテクニックの理論や効果、技術開発に至るまでのエピソード、テクニックをお伝えすることに対する思いをご紹介しています。(聞き手)トワテック株式会社編集部(初出)Towatech research 2015/01  筋膜ユニットへのアプローチで機能障害を改善する「スイッチバックテクニック」とは ――まずは、古川先生オリジナルの技術である「スイッチバックテクニック」とはどのような手技なのかをお聞かせください。 古川 一言でいえば、筋膜を対象とした複合技法です。最も大きな特徴は、機能障害を起こしている部分だけをターゲットにするのではなく、共働関係を持つ筋膜同士を一つの機能単位(ユニット)として捉え、そのユニット全体にアプローチしてゆく点にあります。 ――なぜユニット全体をターゲットにするのでしょうか?古川 例えば、一部の筋肉が過度に緊張して縮んでいるとします。緊張した筋肉に引っ張られて骨の並び(アライメント)が崩れますが、これに対して隣接し共働関係を持つ筋膜たちが引き伸ばされながらバランスを取ります。...
More