臨床技術研究会のまなび

▼勉強会開催日程・テーマ

日程内容会場
2022/11/26シリーズ[肩の治療]
肩関節の故障に関して、従来紹介した話の復習から近年見出した新たなトピックを併せて
紹介します。3回の講義を通じて故障部位の治療から再発防止への対処を学びましょう。
11月のテーマ:上肢運動軸の調整~上位胸郭の評価と解放~
●内容
【クリニカルリーズニング】
 上肢の運動に伴う第二肋骨を軸とした上位胸郭の連合運動から肩関節の障害の背景要因の一端を理解する
【治療法】
 胸椎、肋骨への操作法としてスイッチバックとフラットの複合技法を学ぶ。時間が余れば心膜・横隔膜のリリースを紹介
●講師 古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2022/10/29シリーズ[肩の治療]
肩関節の故障に関して、従来紹介した話の復習から近年見出した新たなトピックを併せて
紹介します。3回の講義を通じて故障部位の治療から再発防止への対処を学びましょう。
10月のテーマ:下肢筋膜ユニット上の影響として機能異常をきたした肩関節~立位機能評価とスイッチバックテクニックによる解放~
●内容
【クリニカルリーズニング】
 9月に示した各タイプごとの原因筋が筋膜ユニット上の下肢筋膜から影響を受ける仕組みを理解し、その評価技法を学ぶ
【治療法】
原因筋を中心としたユニット全体のリリース法としてスイッチバックテクニックを学ぶ
●講師 古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2022/9/17シリーズ[肩の治療]
肩関節の故障に関して、従来紹介した話の復習から近年見出した新たなトピックを併せて
紹介します。3回の講義を通じて故障部位の治療から再発防止への対処を学びましょう。
9月のテーマ:屈曲型・外転型・内転型の肩関節痛~肩関節にフォーカスした機能異常の理解と治療~
●内容
【クリニカルリーズニング】
 インピンジメント症候群、石灰沈着性腱板炎、腱板損傷、二頭筋長頭腱炎、肩峰下滑液包炎と様々な肩関節の故障の背景となる機能障害を3タイプに分類し解説
【治療法】
 各タイプごとの要となる機能障害の解除法を学ぶ
●講師 古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2022/7/23テーマ:臨床即応【5】~グライドシンドロームの理解と臨床応用~
解説:
今回のテーマはシャーリーシャーマンの提唱する「グライドシンドローム」です。
この概念の理解はモーターコントロールの破綻の理解に大いに役立ち、ロジカルな治療展開には欠かすことのできない概念です。
この回ではグライドシンドロームの理解とその異常運動「シェアリング」のモーションパルペーションを習得します。また当日実際に異常運動が触知された関節を題材に障害へのアプローチも練習しましょう。
「グライドシンドローム」の理解は機能障害を理解する上で大きな力となります。
治療において、障害を理解する力は治す力そのものです。
治療の成否は小手先のテクニックではなく見立ての深さで決まります。
キレの良い技法も正確な見立てあってこそ、患者さんを治癒に導くことができるのです。
そこにはファンタジーは存在せず、あるのはただただリアルな事実の積み重ねです。
重複しますが、ロジカルに治療を乗りこなすには故障に至る仕組みの理解と触察能力の高さが必要不可欠です。グライドシンドロームの理解とシェアリングの触察をマスターして治療家として一段上のフェーズへ上りましょう。
●グライドシンドロームとは
●異常運動「シェアリング」のモーションパルペーション
●検出したシェアリングへの対処
講師:古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2022/6/18テーマ:臨床即応【4】~コラーゲンの特性の理解と臨床応用~
解説:
体細胞を取りまとめ、ヒトを形造るファッシャ。それを構成するコラーゲン繊維の特性を理解することで、器質的短縮を主体とした機能障害へクリアな治療の展開が容易となります。第4回では繊維化や癒着といった器質的障害への対処法を練りましょう。
●持続的伸張刺激への応答~コラーゲン繊維の脱水とレンジの変化~
●繊維化と癒着、障害部位の検出法~軟部組織のモーションパルペーション~
●老化架橋の切り離しによる変化~ストリッピングとDTM
講師:古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2022/5/21テーマ:臨床即応【3】~神経-筋反射の活用法~
解説:
第3回は神経-筋に備わる反射の活用法を学びましょう。
マッスルエナジーテクニックや操体法でベースとなるPIRやIR。
これらを用いたストレッチは機能的短縮(神経生理学的短縮)の解放に大きな効果を発揮します。この技法はすでにご存じの先生方ばかりかと思いますが、それゆえに基本から一歩踏み込んだ内容をご紹介できると考えています。
●各種反射の理解~PIR/IRおさらい~
●遊びの除去~スラックアウト~
●リリースの感覚をつかむ
●興味のある部位へ使ってみよう
講師:古川容司
多目的室1
2022/4/16テーマ:臨床即応【2】~関節を読む「関節の触察」~
解説:
私が駆け出しだったころ「軟部組織由来の制限」「関節由来の制限」という言葉がよくつかわれていました。この二つ、厳密にとらえると両方とも「軟部組織由来の制限」となってしまい、概念としては不正確な言葉選びとなります。当時なんとも釈然としない思いを抱いていたのを覚えています。
「関節由来の制限」を臨床的側面から整理すると関節周囲の静的支持組織の短縮による「関節の遊び(ジョイントプレイ)」の消失がその実態となります。ゆえに「関節由来の制限」の障害は「関節の遊び」の復元によく反応し、逆に筋々膜への治療ではクリアな改善が得難くなるのです。
臨床即応の第2回は「関節の触察」を練りましょう。
●関節の遊び(ジョイントプレイ)~おさらい~
●遊びの除去~スラックアウト~
●リリースの感覚をつかむ
●制限の逆を突くリリース~緊張方向への走査・誇張法~
講師:古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2022/3/19テーマ:臨床即応【1】~ふれて察する「皮膚-筋膜組織の触察」~
解説:
「ふれる」という行為からは治療を方向付ける多くの足掛かりを得ることができます。
この「触察」というものは私たち臨床家にとって初歩の初歩でありながら非常に重要な走査技法(スキャニング)ですが、意外に掘り下げられることの少ないのが残念です。
このスキルは皮膚を介して様々な情報を術者にもたらします。
障害エリアや制限方向、その深度までも知ることができる優れた評価技法であり、戦略的に治療を展開するためには欠かせないツールといえます。
2022年徒手医療協会臨床技術研究会 初回の講義では、基本に立ち返り「皮膚-筋膜組織への触察」から練ってゆきたいと思います。
●機能障害に対する4つの評価指標~TARTおさらい~
●触察法~皮膚との接点の作り方~
●体表触察におけるTART~皮膚から機能障害を読み取る方法
(軽擦法/層触診/制限方向の特定)
●制限の解放~筋膜リリースによる制限の解除~
講師:古川容司
Toyotama Manual Medicine Office
2021/11/27テーマ:動作を読み解く動的アライメント評価と触診の融合
解説:
今年最後の臨床技術研究会テーマは機能評価とします。私の臨床では立位機能評価の際、アライメントの変化から得られる視覚的情報に加え、触れた状態で動的アライメント評価を行います。触覚的情報を合わせることで視覚的情報から類推される可能性を絞り込むことが容易となり、評価の効率化を図ることが狙いです。こうした技法は受け取る側の錬度を選ぶものですが、先生方の触診能力であれば受け取っていただけるとの判断に至り公開することといたしました。評価の正しさは治療的介入後の変化で確認しますので、この一年に培った治療技法の総復習も同時に行いましょう。(講師 古川)
Toyotama Manual Medicine Office
2021/10/30テーマ:上位肋骨のSBT
肩関節の機能異常に関与する第二肋骨、腕神経叢、上肢体液循環の機能異常に関与する第一肋骨、これらの評価とスイッチバックによる操作を伝えます。
紹介する技法は吸気制限、呼気制限双方をリリースするショットガンテクニックとなります。
実習内容:
上位肋骨のモーションパルペーション
上位肋骨のスイッチバックテクニック
Toyotama Manual Medicine Office
2021/7/24テーマ:側臥位からの寛骨のモーションパルペーション及び治療
前回は仰臥位からの骨盤部の評価と治療を行いました。今回は側臥位からの手法を学びましょう。モーションパルペーションでは寛骨の回転軸がどこにあるのか、体感しましょう。
他動運動検査兼治療手技として、アウトフレア・インフレア・上耳状面の離開・下耳状面の離開・上方滑り・下方滑り、6方向のリリーステクニックを学びます。
Toyotama Manual Medicine Office
2021/6/26【症例挿話】アロデニア(異痛症)のメカニズムとその治療戦略
本症は、気圧や湿度の変化、軽微な触圧刺激といった、通常では疼痛をもたらさない刺激によって生じる難治性神経因性疼痛として知られている。
講師のアロデニア治療において、これらに由来する神経痛発作の作用機序を理解するに至る症例を経験した。そこで得た知見を紹介し共有したい。

【実技練習】関節のモーションパルペーションのスキルを強化しよう
・パッシブなモーションパルペーション:モビリゼーションによる関節の遊びの評価
・アクティブなモーションパルペーション:自動運動に伴う骨運動の評価

【コメント】
今回の実技のテーマはパルペーションスキルの鍛錬そのものとなります。
評価部位は当日のリクエストをメインに進行いたします。
Toyotama Manual Medicine Office
2021/5/29【テーマ】内外閉鎖筋と股関節インピンジメント
【内容】股関節インピンジメントの臨床において重要なポイントとなる内外閉鎖筋。本講ではその作用と触診、障害時の特徴的所見、治療法をシェアします。
【解説】内外の閉鎖筋は股関節の安定化に終始働くことが知られているが、短縮硬化や機能亢進によって股関節の屈曲内転時のインピンジメントの原因となる。外閉鎖筋の障害は強い屈曲動作において、内閉鎖筋の障害は内旋内転・軽度屈曲においてインピンジメントを生じる。本講では股関節インピンジメントの臨床において重要なポイントとなる内外閉鎖筋の触診、障害時の特徴的所見、治療法を紹介する。
Toyotama Manual Medicine Office
2021/3/27【腰痛症のタイプ別セルフケア】オンラインセミナー
テレワーク腰痛をテーマに、タイプ別にセルフケアの処方を紹介します。

第1部:伸展型腰痛と屈曲型腰痛のメカニクス 18:30-19:00
第2部:腰痛タイプ別セルフケア 19:10-19:40
第3部:腰痛タイプ別セルフケア・質疑応答 20:00-20:30

●各30分(それぞれ憩時間を挟む)各パート単独受講不可
●セルフケアの実践では テニスボール※1 と ソフトジムボール※2 を使います。
 ※1)ラクロスボール可
 ※2)直径25~30cm程度のゴムボール(100均にあるような子供用のボール)可
●みなさん動きやすい服装でご参加ください。

【解説】
新型コロナによって長期化した在宅勤務や外出機会の減少によって日常的な運動機会を失い、腰痛症を発症・悪化させるケースが増えている。
これらにおいては、長時間の座位保持によってハムストリングスの短縮や腹筋群に萎縮が生じハムストリングスの短縮や腹圧の低下という筋のインバランスが腰部の不安定性を生んでいることがおもな要因として挙げられる。
不安定性の定着により腰部の支持組織の累積損傷を生み、結果として機能的な破綻に発展している。
今回のオンラインセミナーでは、タイプ別の腰痛症に即した対処を学び、腰痛症への相談に自信をもって応えることのできる手法を紹介する。
オンライン
2020/12/12<年末スペシャル2020総集編>2020年ラインナップ
【11月】下肢のシビレ・大腿外側被神経痛・坐骨神経痛
【10月】手指のシビレの臨床報告 絞扼性神経障害/代謝性神経障害 絞扼性の原因部位/神経線維の損傷 エントラップメントの評価と手技・絞扼の解放手技
【9月】環椎のHVLAスラスト
【7月】頸椎のスラストテクニック 椎骨動脈へのリスク回避
【6月】上位胸椎のスラストテクニック サービカルロータリーを応用したの操作 type2病変(同側方向の側屈回旋変位)type1病変(逆方向の側屈回旋変位のカップリング)
【2月】胸椎の触診と関節操作の中~上級、HVLAの入門編
【1月】胸椎のモーションパルペーション、関節モビリゼーション
多目的室2
2020/11/21【テーマ】
下肢のシビレ
大腿外側被神経痛
坐骨神経痛(ハムのストリッピング 坐骨神経のスイッチバック)
多目的室2
2020/10/10【テーマ】手指のシビレの臨床報告
「指が痺れる」という相談を受けたとき、何を疑い・何を問い・何を調べればよいのか。実例を挙げて解説します。
【ポイント】
絞扼性神経障害なのか代謝性神経障害なのか、どう見極める?
絞扼性であればどの部位での絞扼を疑うか、どう確かめるか。
神経線維の損傷の程度を、どう探るのか。
【技術練習】
エントラップメントの評価と手技
絞扼の解放手技
多目的室2
2020/9/26【テーマ】環椎のHVLAスラスト
【ターゲット】めまい、耳鳴り、霞目、骨盤(仙骨)機能障害
【解説】今回はめまい、耳鳴り、霞目の臨床に役立ち、骨盤機能へも大きな影響を持つ環椎の機能障害への対処を練習しましょう。
前回に引き続き、頚椎のスラストがテーマとなりますが、この機会に技術的な地固めをしっかりしてしまいましょう。
多目的室2
2020/7/11【スラストテクニック 】頸椎
実技および椎骨動脈へのリスクの回避に必要な徴候を併せて解説します。
多目的室2
2020/6/27【スラストテクニック 】
サービカルロータリーを応用した上位胸椎の操作を練習します。
type2病変(同側方向の側屈回旋変位)ではシングルニーでの介入が容易となりましたが、type1病変(逆方向の側屈回旋変位のカップリング)では本法での介入が容易となります。最小限の負担で最大の成果を提供するために、技術の幅を拡げましょう。
多目的室2
2020/2/15【胸椎の評価~介入(3) スラストテクニック 】
《講師コメント》
胸椎の操作は頸椎や腰椎、肩関節の疼痛への臨床では欠かすことのできない非常に重要な一手となります。今月は胸椎の触診と関節操作の中~上級、HVLAの入門編をおこないます。
多目的室1
2020/1/25【胸椎の評価~介入(2) モーションパルペーション&関節モビリゼーション 】
《講師コメント》
12月と1月は胸椎の関節操作に重点をおこうと思います。胸椎の操作は頸椎や腰椎、肩関節の疼痛への臨床では欠かすことのできない非常に重要な一手となります。この機会にまずは胸椎の触診と関節操作の基礎をしっかりと身につけましょう。
多目的室1
2019/12/21【胸椎の評価~介入(1) モーションパルペーション&関節モビリゼーション 】
《講師コメント》
12月と1月は胸椎の関節操作に重点をおこうと思います。胸椎の操作は頸椎や腰椎、肩関節の疼痛への臨床では欠かすことのできない非常に重要な一手となります。この機会にまずは胸椎の触診と関節操作の基礎をしっかりと身につけましょう。
《適応症》
 ✦肩背部痛
 ✦頚・肩・腰の故障の背景要因
 ✦循環器・呼吸器・消化器の機能不全の一因
《インプット》
 ①胸椎と内蔵器の対応
 ②二型糖尿病の臨床報告
 ③高尿酸血症の臨床報告
 ④食道炎の臨床報告
《実技》
 ✦棘突起をランドマークとしたアライメントチェック
 ✦横突起のモーションパルペーション
 ✦横突起コンタクトの関節モビライゼーション
《技法》
 ✔触診法
 ✦スタティックパルペーション
 ✦モーションパルペーション
 ✦スプリンギング
 ✔介入手技
 ✦関節モビリゼーション
多目的室2
2019/11/2★10・11月は〘変形性股関節症〙をテーマにします。
関節構造の荒廃が加速してゆく形態的な不利に由来する異常運動。
それをいかにしてくい止めるかが変形性関節症の介入の要点となります。
それには「制限の解除」と「神経制御の効率化」を適切に行うことが重要です。

<テーマ>変形性股関節症 治療の要点理解と技法習得
11月は、10月の評価によって抽出された問題点への対処法、つまり治療手技を習得します。
変形性股関節症といえば器質的な変化そのものといえる疾患ですが、多くのケースでは神経生理学的バリアが強く、力押しで制限を外すことは困難を極めます。
そこでPRTによる神経生理学的な制限への対処を課題として選択しました。
神経生理学的バリアを外した後に残る解剖学的バリア(器質的バリア)に対しては、制限を解除しながら神経制御の正常化を導くことのできる「あるツール」を用いた運動療法を紹介します。

〇PRT:内転筋腱・腸腰筋腱・股関節外転筋群前部要素
〇運動療法:この一手でバリアの解除から腰椎・骨盤・股関節(LPH)のコーディネーションまでを改善することが可能となる手法を披露します。
あらゆる整形外科的障害の背景要因の改善に効果を発揮する技法ですが、変形性股関節症には絶大な効果を発揮します。
講師古川の変形性股関節症の臨床には欠かせない一手となっています。
多目的室2
2019/10/27臨床実習≪全日本ベンチプレス選手権大会≫小田原アリーナ(小田原市中曽根263)
2019/10/19★10・11月は〘変形性股関節症〙をテーマにします。
関節構造の荒廃が加速してゆく形態的な不利に由来する異常運動。
それをいかにしてくい止めるかが変形性関節症の介入の要点となります。
それには「制限の解除」と「神経制御の効率化」を適切に行うことが重要です。

<テーマ>変形性股関節症 評価の要点理解
10月はまず治療指針を定めるための「評価」について学びます

<評価ポイント>
 ✜立位動作分析において、脊柱・骨盤への障害側下肢の形態由来の影響を除外する工夫
 ✜歩容に影響する問題点の抽出法
<治療ポイント>
 ✜外すべきバリアはどこにあるのか
 ✜歩容の安定化に向けた運動療法の展開、そのポイント~ニューロマスキュラ―コーディネーションへのアプローチ~
多目的室1
2019/9/28<テーマ>機能評価学
<適応症>すべての関節機能障害

<課 題>協調動作の観察から機能障害を探る手法を理解しよう
 [インプット/座学]正常な協調運動と異常な協調運動の理解
 [テクニカルレッスン/実技]異常所見の検出のロールプレイ
 ●自動運動検査
 ●他動運動検査

<ねらい・解説>
5月および6月でアライメントによる障害発生のメカニズムに触れた。
日々の臨床で遭遇する種々の整形外科的疾患に対し、効率的な治療戦略を導くには疼痛誘発動作と異常運動の関連を理解することが重要となる。そこに必要なスキルが「動きの質」を視覚と触覚でとらえるスキルだ。
9月は動的な要素を取り入れた機能評価を練習する。
多目的室2
2019/8/24<テーマ>足底筋膜炎・シンスプリントの臨床
<適応症>足底筋膜炎、シンスプリント

<課 題>寛骨の前傾に連動する下肢のマルアライメントと足部の故障について理解しよう
 [インプット/座学]寛骨前傾及び下方滑り
 [テクニカルレッスン/実技]
 ●寛骨へのモーションパルペーション
 ●AS寛骨への筋エネルギーテクニック
 ●腰椎・骨盤・股関節(LPH)の連動制回復の運動療法
 ●足部のモビリゼーション
 ●足部アライメントを回復する運動療法

<ねらい・解説>
寛骨前傾を例にとり、足部への影響として現れる「足底筋膜炎」「シンスプリント」のメカニクスを理解し、その臨床的対処として所見の取り方(そもそも何をもって寛骨前傾や下方滑りの機能障害を特定するのか)、治療の要となる一手について練習する。
多目的室2
2019/7/20<テーマ>頭痛の徒手的臨床
<適応症>頭痛

<課 題>臨床における要点の理解と要となる修正技法
 [インプット/座学]徒手的介入における適応と禁忌の鑑別法
 [テクニカルレッスン/実技]胸鎖乳突筋/上部僧帽筋の筋膜マニピュレーション

<ねらい・解説>
7月の臨床技術研究会では日常の臨床で意外によせられることの多い「頭痛」をテーマにする。時に致死的疾患が混ざり込む「頭痛」。その治療を安全に展開するために鑑別の要点を受け取ってほしい。
実技では筋々膜性頭痛への対処法として筋膜マニピュレーションの習得を目指す。
多目的室2
2019/6/15<テーマ>腰部脊柱管狭窄症の徒手的臨床
<適応症>腰部脊柱管狭窄症

<課 題>臨床における要点の理解と要となる修正技法
 [インプット/座学]腰部脊柱管狭窄症の治療戦略と要点理解
 [テクニカルレッスン/実技]腰椎のSNAGs/骨盤のFRAT

<ねらい・解説>
6月の臨床技術研究会では5月で触れたクロスシンドロームから派生する障害として腰部脊柱管狭窄症をテーマにする。
マルアライメントがマルユースへとつながり腰部脊柱管狭窄症へと発展するストーリーを理解し戦略的な治療を展開するための要点を学ぶ。
実技では腰部脊柱管狭窄症の治療の要となる二手技の習得を目指す。
多目的室2
2019/5/25<テーマ>スイッチバックテクニックの評価学
<適応症>頚椎症・頸肩腕症候群

<課 題>マルアライメントと筋膜ユニットのインバランスの関係・臨床における要点の理解と修正法
 [インプット/座学]マルアライメントと筋膜ユニットのインバランスの関係と修正のための要点
 [テクニカルレッスン/実技]適応症 - 頚椎症・頸肩腕症候群
 1.ディープフロントライン/ラテラルラインの解放
 2.ディープフロントアームライン/スーパーフィシャルフロントラインの解放

<ねらい・解説>
ヤンダ氏の提唱するクロスシンドロームをベースに筋膜ユニット(ここでは主にディープフロントライン/スーパーフィシャルフロントライン)のインバランスを一つのモデルとして理解すると種々のマルアライメントへの対処にある要点が存在することに気が付く。
この回の研修では全身を構成する体節が一つのユニット(機能単位)として互いに連携しあうことを立体的な理解に落とし込むことを狙いとする。
実技ではスイッチバックテクニックによる軸骨格を支持する筋膜のインバランスの修正法を習得する。
多目的室2
2019/4/20症例報告、実技:スイッチバックテクニック基礎多目的室1
2019/3/23症例報告、実技:スイッチバックテクニック基礎多目的室2
2019/2/23症例報告、実技:スイッチバックテクニック基礎多目的室2
2019/1/19症例報告、実技研修室3
2018/11/10症例報告/腰痛症、実技研修室3
2018/10/13症例報告/腰痛症、実技研修室3
2018/9/8症例報告/腰痛症、実技研修室3
2018/8/25症例報告・実技研修室3
2018/7/21症例報告・実技研修室5
2018/6/23症例報告・実技研修室5
2018/5/19症例報告・実技(初心者向けランバーロール)研修室3
2018/4/21症例報告・実技HVLAシングルニー研修室5
2018/3/17症例報告・実技HVLAシングルニー研修室5
2018/2/24症例報告・実技研修室3
2018/1/27症例報告・実技研修室3
2017/12/9症例報告・実技DTM研修室5
2017/11/18症例報告・実技DTM研修室3
2017/11/12(日)コンディショニング@パワーリフティング大会神奈川スポーツセンター
2017/10/7症例報告研修室3
2017/9/9症例報告研修室5
2017/7/29症例報告研修室5
2017/6/3症例報告研修室3
2017/5/13症例報告|ジャンパー膝研修室4
2017/4/15イベントセミナーMTG研修室5
2017/4/9(日)
10:00-17:00
イベントセミナー「実践FRAT!特講」への研修会研修室4
2017/4/8マッスルエナジーテクニック-寛骨-研修室4
2017/3/25【骨盤・頭蓋】手技療法FRATにおける評価と介入研修室5
2017/2/18【頸椎】手技療法FRATにおける評価と介入研修室4
2017/1/21【胸椎・腰椎】手技療法FRATにおける評価と介入研修室5
2016/12/11(日)はじめての手技療法研修室5
2016/11/19筋膜リリース:手指でのスラックアウト研修室5
2016/10/22関節モビライゼーション:腰椎アドバンス研修室5
2016/9/24関節モビライゼーション:腰椎ベーシック研修室5
2016/8/27筋膜群の評価と介入(屈曲)アドバンス研修室5
2016/7/23肩峰下インピンジメント症候群・五十肩の徒手的臨床 アドバンス研修室5
2016/6/25筋膜群の評価と介入(伸展)アドバンス研修室4
2016/5/28膝OAへのアプローチ アドバンスNo.3研修室5
2016/4/23膝OAへのアプローチ アドバンスNo.2研修室5
2016/3/26膝OAへのアプローチ アドバンスNo.1研修室5

※ ただいま申込受付は休止中となっております


過去のイベント/研究会・セミナー
【2016年】
07/23(土)肩峰下インピンジメント症候群・五十肩の徒手的臨床-アドバンス
06/25(土)筋膜群の評価と介入(伸展)アドバンス
05/28(土)膝OAへのアプローチ アドバンスNo.3
04/23(土)膝OAへのアプローチ アドバンスNo.2
03/26(土)膝OAへのアプローチ アドバンスNo.1
01/24(日)10:00-17:00クローズドセミナースペシャル「ラッシングバンドメソッドの実際」
【2015年】
2015/12/19(土)基礎力養成!臨床家の手を造ろう!~胸椎の操作
2015/11/28(土)基礎力養成!臨床家の手を造ろう!~インダイレクトテクニック⇒参加者の声
2015/10/10(土)基礎力養成!臨床家の手を造ろう!~頚部の操作Ⅱ:関節
2015/09/26(土)基礎力養成!臨床家の手を造ろう!~頚部の操作Ⅰ:筋膜
2015/08/29(土)基礎力養成!臨床家の手を造ろう!~筋膜の評価と介入:ストリッピングテクニック・関節の評価と介入:関節モビライゼーション~
2015/06/27(土)顎関節症への一手~翼突筋のリリース~
2015/05/23(土)側臥位からの評価と治療~棘下筋・小円筋・三角筋のASTR~
2015/04/18(土)側臥位からの評価と治療/小胸筋・大胸筋上部線維のリリース
2015/03/14(土)スイッチバックテクニック新作紹介/後腹壁の筋群と頸部深層筋のリンクの解除
2015/02/14(土)側臥位からの評価と介入 No.2~腰方形筋への介入~
2015/01/24(土)側臥位からの評価と介入 No.1~小臀筋への介入~

  • 【クローズド練習会】

2015/7/25(土)2015年1月~6月のクローズドセミナーで取り上げたテーマに対して各々課題を設定し鍛練する2015前期練習会!

  • 【ど根性研修会・臨床実習】

2015ど根性研修会・臨床実習
2015/3/21(土・祝)ど根性研修会~4/19に向けてスイッチバックテクニック下肢編~
2015/4/04(土)ど根性ブラッシュアップ研修会(技術確認)
2015/4/18(土)ど根性直前研修(技術確認)
2015/4/19(日)臨床実習(イベントセミナー)スイッチバックテクニック下肢編

  • 【イベントセミナー2015】

2015/4/19(日)DVDイベントセミナー スイッチバックテクニック下肢編

  • 特別イベントセミナー2014

2014/12/07 DVD刊行記念第2弾イベントセミナー

  • 会員制クローズドセミナー2014

2014/11/03(月祝) 10:00~16:00 ど根性研修会
2014/11/15(土)腹臥位からの評価と介入No.07~胸椎・肩甲間部の介入~
2014/11/16(日) 17:00~19:00 臨床実習ミーティング(1)
2014/12/06(土) 19:00~20:00 臨床実習ミーティング(2)
2014/12/07(日) 09:00~17:30 臨床実習
2014/12/20(土) 臨床的考察力を鍛えよう!~マルアライメント(不良姿勢)とマルユース(誤用)~