機能障害の成因(3)筋力不足


徒手医学と機能障害-知っておきたい基礎知識5

【機能障害の成因】筋力不足

もうひとつ、筋力の不足。たとえば立ち上がるという動作を考えても自分の体を持ち上げるだけの筋力が背中や足になかったらどうだろうか。立ち上がれない。

でも、レントゲンを撮っても寝た状態で動かしても、動きはあるわけで、機能もある、神経系統の働きもいい。単純に、筋力が足りない、という状況を考えても、機能は損なわれるということになる。

では、この場合の対処はなんだというとやはりこれも運動ということになる。この二つ(神経制御不全と筋力不足)は、運動療法、要は随意的な運動、患者さん自身が意識的に行う、取り組むという分野が必要になってくる。

▲知っておきたい基礎知識5 機能障害の成因(3)筋力不足