徒手医学とは


徒手医学と機能障害-知っておきたい基礎知識1

「徒手医学」は、医学というからには、医療である。医療の定義とは、科学的な思考を元に行われる治療行為である。テクニック自体が医療なのではなく、科学的な思考を元に(テクニックを)駆使するのが医療である。

科学的思考とは、客観的な事実つまり所見を元に、論理的な思考-これがこうなるからにはこういう理由があるのだろう、という思考-をもとに考察を行って治療を行っていく、組み立てていくのが科学的な思考と言えるだろう。クリニカルリーズニングという言葉で最近はまとめられている。

徒手医学とは、科学的な思考によって系統立てられた筋骨格系(=関節など)の機能障害に対する手で行われる医学的治療体系である。手で行われるというもっとも原始的な古い学びであるのに、今まさに新しいというのがこの徒手医学であると言える。

▲知っておきたい基礎知識1 徒手医学とは