今度は股関節の調整について、お話をします。
こちらのテニスボールを使います。
まず初めに「フルスクワット」でチェックをしましょう。
<どこまで曲がるのか、膝の抵抗感はどの程度か>といったところです。
続いてですね、体育座りをして、膝を閉じて、閉じて。
<どちらの方が閉じにくいのか、ていうのを見つける>わけですね。
そうしましたらボールをですね、この股関節の曲りっぱなにあてていきます。
場所はちょうどこの、腰骨のこのヘリ、と腿の骨のでっぱりの間です。
ここには足を外に開く外転筋ていう筋肉があるんですね。
これは走る際にもよく使われる筋肉ですから、過労に陥りやすいですね。
そうしたところのケアとしてでもおすすめな方法です。
こんな形でですね、ポケットの上から見るとポケットの入り口のあたり、ここにボールをかませるわけですね。そのままうつぶせでねっ転がります。
少し腰を前後させると、とくに痛みを持った筋繊維たちに当たります。
「ツーン」と響きを感じたら、その響きが半減するまで待ってあげてください。
ある程度痛みが落ち着いたな、というのを確認したら、そのまま少しずらして、その周辺に痛みがないかどうか、痛む場所がないかどうか探していきましょう。
今ちょうどボールが、前から横に入ってきました。
もうローラー作戦で、前から後ろまで順次ボールをずらしながら、痛いところをケアしていきましょう。
後ろポケットまでですね、ボールが移動するとだいたいこんな形になります。
少しおへそが上を向くんですね。
今、ボールはこういったところに当たっているわけです。
一通りですね、マッサージを終えたら、もう一度チェックですね。
膝を内に、内に倒し比べて、動きが変わっているかどうか。
また、立ち上がってしゃがんでみた時ですね、この時の<股関節の曲りがどうか><先ほどよりも深くなっているのか><先ほどよりも膝のお皿にかかってくる負担は軽くなったかどうか>なんてところを診ていただきたいですね。