はじめての手技療法|手技で結果を出す!反射機構、組織の物理特性の臨床活用術 2016/12/11 Sun.(東京)


はじめての手技療法|徒手医療協会セミナー徒手医学的アプローチの基本原理をつかみ、手技で結果を出す!!
手技療法はマニュアルメディシンとも呼ばれ、「崩れた関節機能を本来の状態に導くことで『痛みへの対処・故障の回復と予防』を実現」する、神経筋骨格系の治療において今やなくてはならない技術体系です。近年では多様なテクニックとその実践的な効果の高さから、治療の現場にとどまらず運動指導の現場での活用も盛んになってきました。また同時に、本質的にマニュアルメディシンを理解したい、臨機応変にテクニックを活用するために力をつけたいという要望も高まっています。
本セミナーでは、バラエティに富んだ手法の中から「使いやすく」「効果の高い」テクニックをピックアップし、なおかつ本質的な技法の仕組みと臨床応用までを解りやすくお伝えするスペシャルセミナーです。
マニュアルメディシンは基本原理を基軸として、基本から応用までさまざまなテクニックで構成され、日々進化を遂げています。現場にダイレクトに役立つ手技療法を、高い技術精度を誇る徒手医療協会からお届けします。

  • マニュアルメディシンのテクニカル原理
  • マニュアルメディシンはその基本原理を基軸として、基本から応用までさまざまなテクニックで構成されています。
    テクニカルな原理の一例を挙げると、下記(1)~(3)の手法などがあり、本講では(1)~(3)を網羅した構成となっています。

    1. 神経-筋の持つ「反射機構」を利用した手法
    2. 身体構造を形作る「筋膜組織」のもつ「物理特性」を応用した手法
    3. それらを混合した手法
  • 内 容
  • プログラム
    指導員
    マッスルエナジーテクニック
    ~臨床に役立つ 反射機構を用いた手技療法~
    中村昌弘(整骨院勤務)
    筋膜リリース
    ~軟部組織の制限を打ち破るストリッピングテクニック~
    佐々木和敏(介護老人保健施設勤務)/五十嵐大地(整形外科勤務)
    関節モビライゼーション
    ~脊椎の機能評価から改善アプローチ~
    藤垣宏隆(整形外科勤務)/五十嵐大地(整形外科勤務)
    セルフケアメソッド
    ~治療効果をより確実なものとするためのセルフトレーニング~
    大畑健太郎(治療院経営)
    ※内容詳細は下欄参照

    監修:古川容司(当会代表)
    ※本講では「受講証明書」の発行はございません
  • 受講対象
    • テクニックのハウツーだけではなく仕組みからのきちんとした理解を得たい方
    • 故障を抱えるクライアントへの運動指導で悩まれているトレーナーの先生方
    • 手技療法に興味はあるけれども未経験の先生方や学生諸君
    • すでに活用しているが、もう一度基本を押さえて応用への足固めをしたい先生方
    • 保有資格不問
    なお本スペシャルセミナーでは、東京熊本県人会を通じて受講料を義援金として被災地に送金致します。
    日本は災害大国とも言われます。私たちは人と人とのつながりを通じて、技術の一つひとつを意味のある活動として社会に還元していきます(※本欄最後に掲載している、熊本在住のAさんからお寄せいただいた「熊本地震・被災地の今」をあわせてお読みいただければ幸いです)。
  • 開催概要
  • 日程 2016年12月11日(日) 開場:9:45 講義開始:10:00 終了予定:16:00 (途中適宜休憩あり)
    定員 30名(先着順・定員に達し次第締切)
    会場 区民・産業プラザ研修室5(東京都練馬区練馬1-17-1ココネリ3F)
    参加費 ¥4,000 ※ご入金をもってお席をご用意しております。入金後のキャンセルは理由の如何を問わずご返金致しかねます
    指導・講師 臨床現場で活躍する5名の精鋭指導員がプログラムごとに講師を務めます。クローズドセミナーでテクニックを磨く、技術精度の高さを誇る徒手医療協会QP会員メンバーです。
    その他 昼食は各自ご用意いただくか近隣の飲食店をご利用下さい。会場内での飲食は可能ですがゴミは必ずお持ち帰り下さい。実技がありますので動きやすい服装でお越し下さい。更衣室はございません。A4サイズのクリップフォルダ・枕等になるタオル・脱ぎ履きしやすいスリッパやサンダルがあると便利です。
  • お申込みフォーム
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    ※お申込みが定員に達したため、キャンセル待ちの受付を含めて受付を終了させていただきました。

  • プログラム詳細
  • マッスルエナジーテクニック~臨床に役立つ 反射機構を用いた手技療法~
    指導・解説
    (中村昌弘)
    マッスルエナジーテクニックとは、神経-筋に備わる反射機構を機能障害の解除に応用した技法です。
    本講では、等尺性収縮後リラクゼーションや相反抑制といった反射の臨床への応用法を豊富な実技を通じて習得します。

    1. 等尺性収縮後リラクゼーション(PIR)
    2. 相反抑制(RI)
    3. 筋収縮を用いた関節モビライゼーション(後頭環椎間の可動化)
    4. 低緊張または筋力低下した筋の緊張改善
    推薦文
    (本会代表古川)
    「わずか5秒で驚きの変化!神経生理学の臨床応用!!」
    マッスルエナジーテクニックの魅力は何といっても、直接的な手法に比べ制限の除去にかかる患者と術者双方の負担が非常に軽いという点でしょう。施行時のポジションを工夫することで、力を要せずに切れ良く介入を展開することも可能で、非力な術者であっても使いやすい技法です。また、患者自身の随意的筋収縮をトリガーとして使う手法ですので、運動訓練などのウォーミングアップにも最適です。治療のシーンに収まらず、運動指導の領域で活躍される方にもぜひ知っておいていただきたい手法の一つです。
    筋膜リリース~軟部組織の制限を打ち破るストリッピングテクニック~
    指導・解説
    (佐々木和敏)
    筋膜リリースは、筋膜に生じた瘢痕や繊維化に由来する筋膜組織の伸張性や滑動性の低下への対処法として非常に優れた技法のひとつです。その作用機序には筋膜を構成するコラーゲンの持つ物理特性による変化や、内包される機械受容器を介した神経生理学的応答による変化があります。
    本講では筋膜リリースの様々な手法の中から、短時間で大きな変化を引き出しうる「ストリッピングテクニック」に焦点を当てて紹介します。本手法は習得が容易でありながら効果も高く、さらには障害部位の検出にも応用できる汎用性の高い手法です。
    推薦文
    (本会代表古川)
    「できる治療家は知っている!ストリッピングテクニック驚きの効果!」
    近年、筋膜リリースという手法は様々な媒体で取り上げられ、スポーツ選手や一般のスポーツ愛好家にも知られるようになりました。筋膜リリースは本来非常にソフトなタッチで行われるものですが、広義に解釈されるものとして、比較的ハードな手法も含め様々な手法が提案されています。本講で紹介される「ストリッピングテクニック」はその中でも「ミドル」レベルの強度の手法と言えますが、短時間で大きな変化を引き出せる点や評価手法への応用が容易な点など汎用性も広いので、あらゆる臨床の現場において強い武器となることでしょう。
    この手法は私の臨床でも気に入って使っている手法です。ぜひ、皆さんの「道具箱」にも加えていただけたらと思います。 
    関節モビライゼーション~脊椎の機能評価から改善アプローチ~
    指導・解説
    (藤垣宏隆)
    関節の操作の基本となる関節モビライゼーション。この手法は関節の機能回復のみならず評価法としても優れた効果を発揮する、汎用性の高い、臨床において欠かすことのできない技法です。
    本講ではこの「関節モビライゼーション」による「脊柱の機能評価」そして「制限の解除法」についてお伝えします。
    推薦文
    (本会代表古川)
    「脊柱の操作は簡単だ!」
    関節モビライゼーションは関節の操作の基本であり、評価にも治療にも使える汎用性の高い手法です。
    この講義で扱うテーマは「脊柱の評価と治療」となります。脊柱の操作というと難しく感じる方もいらっしゃると思いますが、脊柱の評価や介入は思っているよりもずっと簡単で馴染みやすいものです。脊柱の操作に苦手意識を持たれている方にはぜひご体験いただきたい「明日からの現場に活きる」一コマです。
    セルフケアメソッド~治療効果をより確実なものとするためのセルフケアエクササイズ~
    指導・解説
    (大畑健太郎)
    治療による効果をより確実なものとするために、運動指導やケアエクササイズの指導は非常に有効な治療手段となります。
    本講では患者自身の手で行える「治療効果を持ったエクササイズ」の数々をご自身の身体を通じてご体験いただきながらお伝えします。

  • テニスボールを使ったトリガーポイントマッサージ
  • ソフトジムボールを用いた機能的ストレッチ
  • 紐を用いた脊柱のケアエクササイズ など
  • 推薦文
    (本会代表古川)
    「セルフケアへの概念が180度変わる!」
    故障からの早期回復をアグレッシブに狙うためのツールとしてセルフケアは非常に力強いツールになります。しかし残念なことに、セルフケアに対する積極的な認識が私たち治療家と患者の双方にいまだ持たれにくい現状があるのも事実でしょう。
    本講義では在宅療養といったシビアな臨床で経験を積まれ、機能訓練のエキスパートでいらっしゃる大畑先生に、ご自身の臨床経験も踏まえた「結果の出せるセルフケアエクササイズ」をご紹介いただきます。通常の治療の現場のみならず運動指導やリハビリの現場に携わる先生方にもおススメの一コマです。その効果のほどを、ぜひご自身の身体を通じて体験いただきたいと思います。
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    ※お申込みが定員に達したため、キャンセル待ちの受付を含めて受付を終了させていただきました。

  • キャンセルについて
    • 申込みフォームの返信にてご案内する振込期限内に事務局までメールにてご一報ください
    • 期限内にご入金の確認ができない場合はお申込みを取消しとのことにて承ります
    • 事情により振込期限の延長を希望される場合は、振込期間内に必ず事務局までメールにてご一報ください
    • ご連絡のないまま振込期限を過ぎお申込みがいったん取消しとなったのちに、重ねての申込みフォームの送信を繰り返される場合は、ご受講の意思はないものとみなし、受付を致しかねますのでご了承ください
    • ご入金を確認できた時点でお席のご用意をしております。お振込み後の受講者様都合によるキャンセルにつきましては、理由の如何にかかわらず返金・受講回の振り替えは致しかねます。お申込みの際はいま一度ご予定をお確かめ下さい
    • ご入金ののちにやむを得ず欠席をご希望される場合は、開催日までに事前にメールにてご一報ください。配布資料のある場合は、後日郵送にてお送りいたします。
    • ご入金ののちにやむを得ず欠席をご希望される場合は、開催日1週間前までにご連絡がある場合に限り、代理人の参加が可能です。出来るだけお早目のご一報をいただけますようお願いいたします。
  • その他のご留意事項
    1. 講義内容は開催時間内に収めるよう設定しておりますが、進行状況によっては終了時間が延長する場合がございます。お帰りの時間は余裕をみてお申込みください
    2. よりよい内容とするため内容に若干の変更がある場合がございます
    3. 当日会場での紛失・忘れ物等に関しては当会では責任を負いかねます。持ち物・貴重品等の管理はご自身にて行っていただきますようお願いいたします
    4. 講習会内でのケガ及び事故等のトラブルについて当会では責任を負いかねます。予めご了承ください
    5. 会場施設は講習会場の提供のみで、本会の運営主体ではございません。当日の電話等での会場への問合せは一切ご遠慮くださいますようお願いいたします
    6. 講習会において、全体の円滑な進行を妨げる言動の認められる場合には、講師の判断により警告・退室をしていただく場合がございます。この場合受講料の返金等一切致しかねます。皆さまのお時間を大切にするためご理解とご協力をお願いいたします
    7. 講習会へのお申込み・ご参加を頂いた時点で上記留意事項にご同意いただいたものと致します

    • 熊本地震復興への願い~【はじめての手技療法】はチャリティセミナーとして開催されます~
    • 「熊本地震・被災地の今」をご存知ですか?
      2016年4月14日に発生した熊本地震。メディアで取り上げられることも少なくなってきましたので、きっと復興も進み、人々は日常を取り戻しているのだろうと、東京にいる私は漠然と考えていました。しかし、現状は違っていたようです。

      熊本在住のAさんから聞いた「熊本の今」


       震災から5か月。
       現在、避難所のほとんどが閉鎖され、家屋倒壊の被害を受けた方々は仮設住宅への入居が進んでいます。
       被害の大きかった益城町・西原村・南阿蘇村では被災家屋の解体が始まっていますが、解体作業者不足のため作業は思うように進みません。
       被災直後には全国からボランティアが集まり活気づいていたものの、今は自分達だけで片付けを続けています。
       被災地で飲食店やペンションを経営されていた人々は経営復帰のめどが立たず、廃業して他の仕事を求めた方も多くいらっしゃいます。
       いま、被災地に戻っても、周りには誰もいない…
       被災者は今、先行きの見えない不安と闘っています。

      Aさんのお話から、被災者の方々は今も「日常」を取り戻すために歯を食いしばって歩を進めているという現状が伺えます。
      一般社団法人 徒手医療協会では、12月11日【はじめての手技療法】を「熊本地震復興応援チャリティセミナー」として開催することにいたしました。本セミナーでは会場費を除きすべての受講費を熊本県の被災地への募金とさせていただきます。皆様のご理解と温かいご声援を賜れますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
      ※受講費は2016年12月、東京熊本県人会経由で被災地へ義援金として送金されました。小さな願いの形ではございますが災害への支援の一助となれましたら幸いです。募金先:東京熊本県人会HP・熊本県

      (文責)一般社団法人徒手医療協会 代表理事 古川容司

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