【機能回復のための肩峰下インピンジメント症候群・五十肩の徒手的臨床】
~的確な除痛・機能回復へ。現場に直結する肩の臨床対策=理論と実践を学ぶ手技療法1Dayセミナー~
2016年10月16日(日)10:00~17:00 開場:9:40~
【大阪市北区】 大阪医療技術学園専門学校 別館(大阪医療技術学園専門学校附属鍼灸センター)8階実習室(会場所在地:大阪府大阪市北区東天満2丁目1-26)
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腕を挙げると肩関節の奥が鋭く痛む(インピンジメント)、肩関節が固まって頭が洗えない(結髪制限)、手が背中に回らない(結帯制限)、こうした肩の相談に対して徒手医学的な臨床では、肩関節複合体と胸郭の機能障害として捉え、治療を展開してゆきます。本講では、「肩峰下インピンジメント症候群」を主軸として、病態の理解から評価法、徒手的介入技法(スイッチバックテクニック/フラット/運動併用モビライゼーション/ストリッピングなど)について臨床に沿った内容をお伝えします。当会では臨床に強い技術者の育成を第一に考え、現場で効果を発揮できる実践性の高い技術と思考方法を積極的に公開しています。
※スイッチバックテクニックおよびフラットは当会代表の開発による新しい治療手技
- 病態の理解…肩峰下インピンジメント症候群とは
- 評価法の理解と実践
- 徒手的介入法の理解と実践(スイッチバックテクニック/フラット/運動併用モビライゼーション/ストリッピングなど)
- 質疑応答
- 棘上筋のポジショナルリリース
- 棘上筋のストリッピング
- 二頭筋・棘下筋・小円筋・大円筋・三角筋・上部僧帽筋・肩甲挙筋・大胸筋上部繊維のASTR
- 三角筋のストリッピング
- 三角筋のタッピングリリース
- 肩鎖関節・胸鎖関節の運動併用モビリゼーション
- 胸郭のFRAT
※スイッチバックテクニックおよびFRATは当会代表の開発した新しい治療手技です
当日実施された実習リスト (※2016/10/18追記) | |
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セルフケア | 肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節の運動併用モビリゼーション |
評価手技 | 適否の鑑別法・軟部組織のモーションパルペーション・理学検査法(インピンジサインほか) |
治療手技 |
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当日の感想の一部をご紹介しています→参加者の声 |
古川容司(一般社団法人徒手医療協会 代表理事)
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臨床で力を発揮するには病態の理解・評価手技・介入手技の練度をバランスよく高めることが大切です。残念ながら、病態を頭で理解するだけでは現場で患者さんを救えるようにはなりません。私は評価と介入、頭の理解に釣り合った働きができる技能を併せ持つことが重要だと考え、実技を中心とした講義形式をとっています。豊富な実技練習を通じて、ある時は被験者として技法の効果を体感し、またある時は術者として技法を施すことで、病態・評価・介入手技を立体的に理解し高い「臨床力」を手に入れましょう。本講では、疼痛の解除にとどまらず、機能面の回復までを導く手法を臨床ベースでお伝えします。