スイッチバックテクニック上肢編|徒手医療協会主催:ど根性研修会2014/11/3~臨床実習2014/12/7に参加して
ど根性研修会・臨床実習に参加しての感想
- 隣り合った各筋が膜を介して通じているという概念は、以前よりアナトミートレイン等の書物でその存在を何となく知ってはいたのですが、深く理解することもなく臨床上もその実感を得ることはできませんでした。
このスイッチバックテクニックを通してはじめて、筋膜の繋がりを実感することができ、私の臨床に対する考え方もだいぶ変化しました。「より効果が出せるテクニックを習得したい、そして筋膜の繋がりをスイッチバックテクニックを通して十分に理解できるようになりたい」そんな理由で、ど根性研修会に参加させて頂きました。
今回、課題とされた上肢帯の解放テクニックに関しては、ある程度のレベルは達成できたかなと思っています。今後は下肢帯及び体幹部の解放テクニックまでを習得していきたいと思います、また、前述した通り、更なる臨床能力向上のためには、テクニックの手順だけではなくその本質の理解を通して立体的に各筋膜ユニットをイメージできるようになりたいと思っています。
スイッチバックテクニックは今研修会、実習を通して、日ごろの臨床ではほとんどの患者様に活用させて頂いています。具体的には関節可動域の制限や筋緊張、疼痛などの機能障害を是正しつつ、スイッチバックテクニックを活用して身体運動のバリエーションを増やせるよう努力しています。
~こんなふうに使っています、スイッチバックテクニック~
スイッチバックテクニックの日頃の取り入れ方、取り組みを教えてください
- Q1.スイッチバックテクニックはどんなシチュエーションで活用されていますか?
- Q2.スイッチバックテクニックを使ってみて、施術の効果をどのように感じられますか?
- Q3.スイッチバックテクニックDVDは、どのように活用されていますか?
- Q4.手技療法の技術のひとつとして、スイッチバックテクニックの魅力を教えてください
臨床で広く活用させて頂いています。日常での活動性の低下しているような歩行困難な状態の高齢者にも効果的です、このような方には可動域訓練⇒SBT⇒筋トレ⇒立ち上がり、歩行訓練の流れで施術しているのですが、SBTをいれると歩容が改善されることが多々あります。
即効性が高いため、治療時間の短縮を短縮させることができます。そして何よりも即時効果により患者様からの施術技術に対する信頼性を獲得できます。
体幹部のリリースでは脊椎の可動性が向上するため、身体運動のバリエーションが増えます、リリース後の方がスムーズに動作訓練に移行できます。
職場のスタッフに視聴させています。
テクニックの効果はもちろんの事、何よりも筋膜のつながりをテクニックを通して感じられる事が素晴らしいです。
技術を身につければ誰でも効果を出すことが出来る点、また、筋膜のつながりを考えながらテクニックの手順を紐解いていくことにより、その筋膜ユニットの存在を実感できる点が魅力的です。わたしのように筋膜のつながりを実感することができなかった臨床家にとってはまさに臨床革命をおこすツールになる事、間違いないと思います!
※掲載に関してご本人の了承を得て掲載しています。本サイトからの無断転載を禁じます
⇒Back to こんなふうに使っていますスイッチバックテクニック
⇒Back to DVD Information
⇒Back to Membership