スポーツ障害の徒手的臨床[アスリートの肩関節障害]~再発のメカニズム、診断と治療ポイント~ 2022/11/27

スポーツ障害の徒手的臨床「アスリートの肩関節障害」~再発のメカニズム、診断と治療ポイント~
[解説] 肩関節は非常に自由度の高い関節ですが、一方で不安定性による故障を負いやすい関節でもあります。 バレーボールや水泳などのオーバーヘッドスポーツ、高重量のプレス動作をともなうウエイトリフティングやパワーリフティングでは一度の肩の故障をきっかけに再発寛解を繰り返すことも珍しくはありません。 考え得る要因としては肩関節周囲筋のインバランスや静的支持組織の延長や短縮による異常運動となるでしょう。異常運動による上腕骨頭のシェアリング(ズレ運動)は腱板損傷や二頭筋長頭腱炎など様々な故障に発展します。ひとたび定着した異常運動は再発の根本要因として長くアスリートを苦しめるばかりか彼らの競技者としての成功に影を落とし続けることになります。 本講では、大学ウエイトリフティング部メディカルトレーナーとして、また多くのオーバーヘッドアスリート、パワーリフターのメディカルサポートから培った臨床からのフィードバックを余すことなくご紹介します。 座学では故障のメカニズムと再受傷の原因を解説し、治療の要点を整理してお伝えします。実技は私の...
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Udemy スイッチバックテクニック 機能評価・セルフSBT編

徒手医療協会,DVD,スイッチバックテクニック,手技療法,代表古川容司,副代表中野健一,
Udemyにて「スイッチバックテクニック」講座開講! 完売DVD教材【スイッチバックテクニック(SBT)】がUdemy講座としてパワーアップして帰ってきました!SBTは筋膜ユニットに作用する遠位体節相互のリンクを応用した介入で、一度でプライマリとセカンダリ、双方へのアプローチが可能な治療手技です。 コース1では、スイッチバックテクニックのしくみ(概略・作用機序)・立位機能評価・セルフスイッチバックを学びます。ここでは症例を挙げながら、基礎から臨床への応用までをわかりやすく解説します。また、「セルフスイッチバック」の紹介は「立位機能評価」と組み合わせて紹介し、明確な治療効果を体感しながら学べる構成です。 受講対象は、ある程度の解剖学・生理学の知識を持っていること、医療や運動指導の現場でご活躍されていらっしゃるもしくは目指している方、としています。コース1は入門編としてはもちろんベテラン技師でも新たなアプローチとして取り入れていただくことができます。 Udemyをチェック スイッチバックテクニックについて 【講座内容|コース1】スイッチバッ...
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効果は手技では決まらない

効果は手技では決まらない|徒手医療協会
治療法のセミナーをしていると「このテクニックであれば何日間痛みを止められるのか?」といった質問を受けることがあります。回答となるかは定かではありませんが、私は「テクニックそのものが痛みを消す力を持つものではない」と考えています。 (記事の続き MOREボタンから)
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もう迷わない[腰部脊柱管狭窄症]の徒手的臨床|2019/12/22

腰部脊柱管狭窄症の徒手的臨床|徒手医療協会
疾患別臨床セミナー 概要 腰部脊柱管狭窄症の病態理解、手技による機能回復手法を学ぶ実践型1Dayセミナーです。治療戦略に直結する座学と手技操作を学び、脊柱管狭窄症への対応力を高め治療成績を向上させましょう。 ※鉄は熱いうちに打て!技術フォロー練習会同日開催※当初予定(10/20開催)から日程変更となり12月22日開催となりました。 プログラム 腰部脊柱管狭窄症の病態理解 介入の要点の理解 評価法の解説と実践 介入手技の解説と実践-背景因子への介入/障害局所への介入 タイムテーブル 時程(目安)内容9:45開場・受付10:00挨拶・アイスブレイク10:15講義(座学と実技体験)徒手医学の基礎知識、疾患の背景要因を学びます。さらに、技法のしくみの理解を助ける簡便な技法を実践します。変化を体験することで午後の実技演習につなげます。12:00昼休憩※講義の進行によっては50分程度の昼休憩になる場合がございます13:00実技(疾患への介入技法の実践)当会の実技では、[デモンストレーション~実技実践]の流れを技法ごとにくり返します。参加者同士で組になり、...
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過屈曲症候群- 橈骨神経の広背筋腱での絞扼神経障害~三頭筋のマヒの治療から~

先日出場したウエイトリフティングの大会で興味深い症例に出会った。相談者は40歳の男性Aさん。 Aさんはリフティングの腕前もスコアも、私よりもずっとずっと上の方。そのAさんが、この日はらしくない重量で試合をしていた。 不思議に思って聞くと「ここ半年、左の三頭筋に力が入らない」のだという。拝見すると、Aさんの三頭筋は萎縮が始まっており、一見して分かるほど細くなっていた。どうやら筋のマヒ(不全麻痺)を生じているようだ。 (記事の続き MOREボタンから)
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症例ケースレポート:ベンチプレスで肘が痛む~「肘の痛みとグリップ」の話

ベンチプレスで肘が痛む~「肘の痛みとグリップ」の話|徒手医療協会臨床コラム
【 本稿は、パワーリフティングや重量挙げをなさる方にも、また、あらゆるトレーニーの皆さんにお勧めしたい動画を含む記事です。普段の練習やリカバリーに役立ちます】 今日はベンチプレスで起こりがちな「肘の痛み」についての話を紹介する。トレーニングにおける『ビッグ3』の一つとしても有名な「ベンチプレス」は、おもに大胸筋と上腕三頭筋を鍛える種目だ。 治療中、このベンチプレスをこよなく愛するAさん(ちなみにAさんは肩の故障で治療中)との会話。 (記事の続き MOREボタンから)
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もう迷わない【変形性膝関節症】の徒手的臨床~疼痛の解除から下肢骨盤機能の回復まで|2019/8/25

変形性膝関節症の徒手的臨床|徒手医療協会
疾患別臨床セミナー 概要 変形性膝関節症の病態理解・手技および装具による機能回復手法を学ぶ、実践型1Dayセミナーです。治療戦略に直結する座学と手技操作を学び、変形性膝関節症への対応力を高め治療成績を向上させましょう。 ※「鉄は熱いうちに打て!技術フォロー練習会」同日開催! プログラム 変形性膝関節症の理解 体軸機能の調整による下肢筋膜機能の正常化 装具による運動制御機構のファシリテーション スイッチバックテクニックによる脛骨大腿関節内外コンパートメントに生じた癒着の解除 タイムテーブル 時程(目安)内容9:45開場・受付10:00挨拶・アイスブレイク10:15講義(座学・実技体験)12:00昼休憩13:00実技演習メイン16:00本講習 終了16:30鉄は熱いうちに打て!技術フォロー練習会17:30 技術フォロー 練習会 終了 紹介技法 スイッチバックテクニック MWMS 機能的テーピング法 マッスルエナジーテクニック 運動療法(ペルビックティルト/ヒップスラスト) ASTR(アスター) ※講義の状況に応じて一部技法の紹介を割愛...
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もう迷わない【肩関節周囲炎】の徒手的臨床 ~結髪・結帯制限の解除法|2019/6/30

肩関節周囲炎の徒手的臨床|徒手医療協会
疾患別臨床セミナー 概要 五十肩の病態理解・夜間痛テーピング・応用手技を学ぶ、実践型1Dayセミナーです。治療戦略に直結する座学と手技操作を学び、肩関節周囲炎への対応力を高め治療成績を向上させましょう。 プログラム 肩関節周囲炎(五十肩)の理解 夜間痛へのテーピング 肩関節周囲炎後の結帯結髪制限の解除法 タイムテーブル 時程(目安) 内容 9:45 開場・受付 10:00 挨拶・アイスブレイク 10:15 講義(座学・実技体験) 12:00 昼休憩 13:00 講義(実技演習メイン) 16:00 終了 紹介技法 筋エネルギーテクニック 機能的テーピング法 MWMS ポジショナルリリーステクニック ASTR(アスター) ※講義の状況に応じて一部技法の紹介を割愛もしくは紹介のみとさせていただく場合があります。予めご了承ください セミナーのポイント 昨年2018年は、講師の臨床において新しい発見が続き、これまで以上に効率的な治療を展開し患者満足度の高い臨床を実現しています。ここでは、発見した新手法を織...
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肝機能障害と足底の痛み

肝機能障害と足底の痛み|徒手医療協会
給食センターで調理のお仕事をされているAさん(60代男性)。数年ぶりに寄せられた相談は、両側の足の裏のチクチクとした痛みだった。かれこれ3か月も足の裏の痛みが続いているのだという。給食センターでの仕事は靴底の硬い長靴を履いたまま長時間立ちつづける力仕事で、同僚も時折同じような症状を訴えることがあるという。 Aさんの足裏を診ると、土踏まず以外が赤く、少し膨れていた。これを診て『単に底の硬い長靴での立ち仕事がたたって足裏が腫れたんじゃなかろうか』と思ったが、Aさんはどうにも納得のいかない様子だ。もう少し様子を聞いてみると、お父さんの口から気になる症状が飛び出した。 (記事の続き MOREボタンから)
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治療に直結する徒手医学入門<複合テクニック>2019/4/21

徒手医学入門<複合テクニック>|徒手医療協会
<複合テクニック>~リンクする身体ユニットのメカニズムを応用する効率的な治療手技~ 日時 2019年4月21日(日)10:00-15:00(昼休憩1hあり) 概要 ●臨床に沿った座学&実技プログラム 初学者でも自信をもって結果を出せる実践1Dayセミナー。手技療法の基礎から疾患に対応する実技まで。治療の可能性を拡げる複合テクニックを学びます。 本講では、当会オリジナルの技法である「スイッチバックテクニック」「フラット」を開発者から直接学ぶことができます。また、紹介する技術ごとに適応疾患を提示し、理論背景の理解にも配慮した座学と併せて学習できるように構成しています。初学者はもちろん、ベテランの技術の幅を拡げる内容です。 適応症例 適応症例 習得技法 変形性膝関節症・ジャンパーズニー・膝蓋大腿軟骨軟化症 運動併用モビライゼーション 肩峰下インピンジメント症候群 スイッチバックテクニック(SBT) 腰部脊柱管狭窄症・腰椎症 フラット(FRAT) ねらい ●リンクする身体ユニットのメカニズムの臨床応用 構造的・機能的アプローチの双方を兼ねそなえる...
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変形性股関節症-人工股関節置換術の今昔に思う-

人工股関節|徒手医療協会WEB
変形性股関節症の相談で、今さらながら医療の進歩に感心するようなことがあった。患者さんは90代のお母さん。二年半前から股関節の痛みに襲われ、今年の春になってどうにもこらえられない状況になり、近医に相談したところ人工股関節置換術を進められたのだそうだ。 (記事の続き MOREボタンから)
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ランナーズインジャリー-中殿筋由来の臀部痛[動画]

ランニング障害の機能評価|徒手医療協会
10月に左臀部痛の相談でいらっしゃったランナーのAさん。中殿筋の過労(引用図版「trp2」部分)による臀部痛なのだが、左の中殿筋が過労に陥る原因は右の寛骨の機能障害にあった(これはよくあることだ)。 図版引用「Travell and Simons' Trigger Point Flip Charts 」 Aさんの右寛骨は、骨盤底筋右半側の緊張から前傾したまま固定されていた。 (記事の続き MOREボタンから)
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治療に直結する徒手医学入門<インダイレクトテクニック>2019/3/24

徒手医学入門 インダイレクトテクニック//徒手医療協会
<インダイレクトテクニック>技術の幅を広げる神経生理学的応答の臨床活用 日時 2019年3月24日(日)10:00-15:00(昼休憩1hあり) 概要 ●臨床に沿った座学&実技プログラム 初学者でも自信をもって結果を出せる実践1Dayセミナー。手技療法の基礎から疾患に対応する実技まで。治療の可能性を拡げるインダイレクトテクニック(間接法)を学びます。 本講では、紹介する技術ごとに適応疾患を提示し、理論背景の理解にも配慮した座学と併せて学習できるように構成しています。初学者はもちろん、ベテランの技術の幅を拡げる内容です。 適応症例 (1) 股関節屈曲に伴うインピンジメント【習得技法-等尺性収縮後リラクセーションの臨床応用】 (2) 肩峰下インピンジメント症候群【習得技法-相反抑制の臨床応用】 (3) 急性腰痛 斜角筋症候群 筋緊張性頭痛【習得技法-ポジショナルリリーステクニック】 (4) ジャンパーズニー オスグット【習得技法-マイオフェイシャルリリース】 ねらい ●神経生理学的応答の臨床活用 筋紡錘などのメカノレセプターの過敏症をはじめとする反射的な緊張亢進を...
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耳閉感と目まいの相談

「耳閉感」と「目まい」|徒手医療協会
耳閉感(プールで耳に水が詰まったような感じを想像してほしい)と目まいの相談で来院されたAさん(30代男性)。デスクワーカーのAさんは、1か月前に右耳の難聴を発症した。その後、聴力は正常に戻ったものの、耳閉の症状が残ってしまったそうだ。 (記事の続き MOREボタンから)
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外側大腿皮神経痛の治療

外側大腿皮神経痛の治療|徒手医療協会
【外側大腿皮神経痛とは】 外側大腿皮神経痛という故障は外側大腿皮神経という末梢神経の傷害。この神経は、腰椎の2・3番から始まって、股関節の全面を鼠径靭帯という靭帯のトンネルの下をくぐって腿の外側の皮膚へ伸びる知覚をつかさどる神経だ。 (記事の続き MOREボタンから)
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